札幌馬主協会

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馬産地懇談会を開催しました

 10月7日、北海道新ひだか町の静内エクリプスホテルで、20回目となる馬産地懇談会を開催しました。

講演は質疑応答の形で進められました

懇談会は和やかな雰囲気の中で進められました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これは、札幌馬主協会には馬産地の生産者、軽種馬関係者が多く在籍していること、軽種馬生産地が競馬の原点であることなどから、毎年秋に馬産地で実施している恒例行事です。

 この懇談会は会員同士の親睦や交流を深める場であると同時に、有識者をゲストに招いて講演会を行い、理解を深め、また知識の習得を目的としており、岡田会長以下、78人(同伴者含む)に参加いただきました。

 今回は、2023年度JRAリーディングトレーナーに輝いた杉山晴紀調教師を講師に、そしてグリーンチャンネルで競馬キャスターを務める岡部玲子さんを進行役に迎えて、事前に寄せられた質問にお答えいただく形で進行しました。

岡部玲子さん

杉山調教師

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この懇談会を主管した事業サービス委員会の安原浩司副委員長からは「今回、ご講演をいただく杉山調教師は素晴らしい成績を残すだけではなく、管理馬で不敗の三冠牝馬デアリングタクトをジャパンカップに挑戦させて、3頭による三冠馬対決を実現させました。今日はそんな杉山調教師の素顔や成功の秘訣などをお汲み取りいただければ幸いです」と開会の言葉がありました。

安原副委員長

岡田会長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 続いて岡田会長からは「思い出深いのは、管理いただいたデアリングタクトの現役時代です。ファンのことをとても大切にしている方だと感じました。また、競馬とは縁のない一般の家庭に育ち、調教師としてここまで成功するのはかなりの努力がないと出来ないことだと思います。今回は、そんなお話を聞けるものと、私自身がとても楽しみにしていました」とあいさつがありました。

 また、来賓を代表して日高軽種馬農協の古川組合長からは「この懇談会は、会員のみなさまと生産者、育成者との懇談の場として貴重なものとなっております。開催に感謝いたします。また景気の動向が心配される中ではありましたが、北海道市場におきましても前年を上回る好成績を残す事ができました。会員のみなさま、ならびに全国の馬主様の多大なるご高配のたまものと感謝いたします」とお言葉を頂戴しました。

 講演では、馬選びのポイントや管理馬をレースに出走させるまでに重要視している点、あるいは厩舎スタッフとのコミュニケーションの取り方といった専門的な事から、趣味や休日の過ごし方、好きな芸能人などプライベートに関することなど多岐に渡りましたが、どの質問に対しても、まっすぐ、実直にお答えいただくなど、人間性が垣間見える講演会となりましたことをご報告させていただきます。


杉山先生(左から4人目)を囲んで

 講演会のあとは、場所を移しての懇談会。講演会の間は緊張の色を隠せなかった杉山先生もリラックスした様子で会員との交流を楽しんでいただきました。印象的だったのは、最後の1人が退室するまで懇談会場に残り、ホストとしての役割をお果たしいただいたこと。この場を借りて、改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。