札幌馬主協会

お知らせ・イベント

繁殖馬セールが開催されました

ノーザンファームミックスセール

10月22日(火)に苫小牧のノーザンホースパークにてノーザンファームミックスセールが開催されました。

 

 

 

 

 

 

 

当セール第1回取引馬サトノカルナバルが大活躍中とあって今年の上場馬にも多くの人に注目されています。

10時半からスタートした当歳馬セッションでは、52頭が上場しました。

年々いい状態で上場できるようにと、
3月生まれまでのある程度成長した馬たちがこの日までに磨かれた馬体はどの馬も
これまでのセールよりグレードがアップした感があり
セール開始1頭目から活発なせり上げとなりました。

 

 

 

 

 

 

 

当歳の最高落札額馬は、皐月賞1着・ダービーで2着の成績を持つジャスティンミラノを半兄にもつ
上場No.21 マーゴットディドの2024(父キタサンブラック)が2億9000万円で藤田 晋氏に落札されました。

 

 

 

 

 

 

 

【当歳】
上場頭数  52頭
落札頭数  52頭
平均価格  68,365,385円
売却総額  3,555,000,000円
最高落札馬  No.21マーゴットディドの2024(父キタサンブラック) 290,000,000円
(税抜)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全頭が落札された当歳セッションのあとは繁殖牝馬セッションに移行し、74頭が上場。

繁殖牝馬の最高落札額馬は、グレナディアガーズを受胎中の
上場No.134 ラクアミ(父ダイワメジャー)が3800万円で(有)Winnig Horse Clubに落札されました。

【繁殖】
上場頭数  受胎馬  45頭
未供用馬 29頭
落札頭数  受胎馬  41頭
未供用馬 23頭
平均価格  受胎馬  11,609,756円
未供用馬 8,760,870円
売却総額  受胎馬  476,000,000円
未供用馬 201,500,000円
合計売上総額 4,232,500,000円
最高落札馬 No.134ラクアミ(父ダイワメジャー)グレナディアガーズ受胎 38,000,000円
(税抜)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジェイエス繁殖馬セール

翌23日(水)には静内神森のHBA北海道市場にてジェイエス繁殖馬セールが開催されました。

 

 

 

 

 

 

 

過去にもない風雨の悪天候に見舞われましたが、
売却総額は前年を大きく上回る約8億5,500万円を記録する好成績でした。

 

今年は1歳市場の成績が良好だった影響もあってか
生産牧場の血の入れ替えを積極的に考える購買者が多くいたように思います。

 

 

 

 

 

 

 

今年の最高落札額取引馬は
オークス馬ダイワエルシエーロを母に持つ
上場No.89 ハルワタート(父ロードカナロア)マインドユアビスケッツ受胎 50,000,000円
(税込)で社台ファームに落札されました。

 

 

 

 

 

 

 

上場頭数  受胎馬  175頭
      空胎馬  43頭
落札頭数  受胎馬  128頭
      空胎馬  30頭
平均価格  受胎馬  5,870,391円
      空胎馬  3,457,667円
売却総額  受胎馬  751,410,000円
      空胎馬  103,730,000円
合計売上総額 855,140,000円
最高落札馬 No.89ハルワタート(父ロードカナロア)マインドユアビスケッツ受胎 55,000,000円
(税込)

 

株式会社ジェイエスは来年の1月にも冬季繁殖馬セールを開催する予定です。
詳しくは主催者ホームページをご確認ください。

 

馬産地懇談会を開催しました

 10月7日、北海道新ひだか町の静内エクリプスホテルで、20回目となる馬産地懇談会を開催しました。

講演は質疑応答の形で進められました

懇談会は和やかな雰囲気の中で進められました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これは、札幌馬主協会には馬産地の生産者、軽種馬関係者が多く在籍していること、軽種馬生産地が競馬の原点であることなどから、毎年秋に馬産地で実施している恒例行事です。

 この懇談会は会員同士の親睦や交流を深める場であると同時に、有識者をゲストに招いて講演会を行い、理解を深め、また知識の習得を目的としており、岡田会長以下、78人(同伴者含む)に参加いただきました。

 今回は、2023年度JRAリーディングトレーナーに輝いた杉山晴紀調教師を講師に、そしてグリーンチャンネルで競馬キャスターを務める岡部玲子さんを進行役に迎えて、事前に寄せられた質問にお答えいただく形で進行しました。

岡部玲子さん

杉山調教師

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この懇談会を主管した事業サービス委員会の安原浩司副委員長からは「今回、ご講演をいただく杉山調教師は素晴らしい成績を残すだけではなく、管理馬で不敗の三冠牝馬デアリングタクトをジャパンカップに挑戦させて、3頭による三冠馬対決を実現させました。今日はそんな杉山調教師の素顔や成功の秘訣などをお汲み取りいただければ幸いです」と開会の言葉がありました。

安原副委員長

岡田会長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 続いて岡田会長からは「思い出深いのは、管理いただいたデアリングタクトの現役時代です。ファンのことをとても大切にしている方だと感じました。また、競馬とは縁のない一般の家庭に育ち、調教師としてここまで成功するのはかなりの努力がないと出来ないことだと思います。今回は、そんなお話を聞けるものと、私自身がとても楽しみにしていました」とあいさつがありました。

 また、来賓を代表して日高軽種馬農協の古川組合長からは「この懇談会は、会員のみなさまと生産者、育成者との懇談の場として貴重なものとなっております。開催に感謝いたします。また景気の動向が心配される中ではありましたが、北海道市場におきましても前年を上回る好成績を残す事ができました。会員のみなさま、ならびに全国の馬主様の多大なるご高配のたまものと感謝いたします」とお言葉を頂戴しました。

 講演では、馬選びのポイントや管理馬をレースに出走させるまでに重要視している点、あるいは厩舎スタッフとのコミュニケーションの取り方といった専門的な事から、趣味や休日の過ごし方、好きな芸能人などプライベートに関することなど多岐に渡りましたが、どの質問に対しても、まっすぐ、実直にお答えいただくなど、人間性が垣間見える講演会となりましたことをご報告させていただきます。


杉山先生(左から4人目)を囲んで

 講演会のあとは、場所を移しての懇談会。講演会の間は緊張の色を隠せなかった杉山先生もリラックスした様子で会員との交流を楽しんでいただきました。印象的だったのは、最後の1人が退室するまで懇談会場に残り、ホストとしての役割をお果たしいただいたこと。この場を借りて、改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。

オータムセールが開催されました

本年の1歳セールとしては最後となるオータムセール2024が、
10月15日~16日の2日間で静内神森のHBA北海道市場で開催されました。
昨夜のうちに降った雨は開場時には晴れ、過ごしやすい秋の気候に恵まれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オータムセールカタログについては3冊発行されており
1冊目は上場番号1番から214番までは新規馬。
2冊目は上場番号215番から329番までの、本年に開催されたセプテンバーセール以外の国内1歳市場に申込歴の
ある馬が掲載されていて
3冊目は330番から383番までの、セプテンバーセールからの再申込馬53頭が掲載されています。

 

 

 

 

 

 

 

1日目
この日の最高落札額馬は
㈲社台コーポレーション白老ファーム生産の
No.52 ピースバーグ2023 (牝・父 ナダル)が、
アールユニコーンステーブルに15,400,000円で落札されました。

 

 

 

 

 

 

 

【1日目成績】
上場頭数 188頭 (牡85頭、牝103頭)
落札頭数 162頭 (牡73頭、牝89頭)
売却率  86.17% (牡85.88%、牝86.41%)
売却総額(税込) 659,670,000円(牡338,910,000円、牝320,760,000円)
平均価格(税込) 4,072,037円(牡4,642,603円、牝3,604,045円)
最高価格(税込) 15,400,000円
No.52 ピースバーグ2023
(父 ナダル 母父Sageburg)
落札者 アールユニコーンステーブル
販売者 ㈲社台コーポレーション白老ファーム

2日目
この日の最高落札額馬は
田中 春美氏生産の
No.229 スペリオルダンサー2023 (牡・父 モーニン)が、
大石 正和氏に20,350,000円で落札されました。

 

 

 

 

 

 

 

【2日目成績】
上場頭数 151頭 (牡53頭、牝98頭)
落札頭数 119頭 (牡46頭、牝73頭)
売却率  78.81% (牡86.79%、牝74.49%)
売却総額(税込) 464,640,000円(牡202,400,000円、牝262,240,000円)
平均価格(税込) 3,904,538円(牡4,400,000円、牝3,592,329円)
最高価格(税込) 20,350,000円
No.229 スペリオルダンサー2023
(父 モーニン 母父アグネスタキオン)
落札者 大石 正和氏
販売者 田中 春美氏

【2日間総合成績】

上場頭数 339頭 (牡138頭、牝201頭)
落札頭数 281頭 (牡119頭、牝162頭)
売却率  82,89% (牡86.23%、牝80.60%)
売却総額(税込) 1,124,310,000円(牡541,310,000円、牝583,000,000円)
平均価格(税込) 4,001,103円(牡4,548,823円、牝3,598,765円)
最高価格(税込) 20,350,000円

67頭の馬にオンラインからビットが入り、オンラインで落札された馬は18頭でした。
売却率82.89%はオータムセールとしては過去最高となります。

HBAが主催する2024年の市場が終了し、本年度の市場取引成績は以下になります。

上場頭数:2,630頭
落札頭数:2,160頭
売却率:82.13% ★過去最高
売却総額(税別):18,897,230,000円 ★過去最高
平均価格(税別):8,748,718円 ★過去最高
(税込)

1歳馬の市場は終わりましたが、2つの繁殖牝馬のセールが次に控えています。
10/22 にはノーザンファーム ミックスセール が ノーザンホースパークで
10/23にはジェイエス 秋季繁殖馬セール が 北海道市場で開催されます。
詳しくは主催者ホームページにてご確認ください。

セプテンバーセールが開催されました

9月17日(火)から19日(木)にて、HBA日高軽種馬農業協同組合主催のセプテンバーセール2024が開催されました。
前回のサマーセールから1ヶ月弱と短い間隔での開催となり、1日の上場馬は約200頭、上場総数は取り消しも多くあった影響で、昨年を2頭上回る534頭(牡:231頭、牝:303頭)での開催となりました。

 

 

昨年同様に3日開催の日程で、午前8時30分から上場番号順の比較展示、11時30分からセール開始のスケジュールで行われました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上場総数こそ少ない当セールですが、これまでの取引馬の中からは、先日の産経賞オールカマー(GⅡ)、セントライト記念(GⅡ)、エプソムカップ(GⅢ)と、重賞3️勝の活躍馬レーベンスティール(21年度取引馬)、エンプレス杯(JanⅡ)優勝馬グランブリッジ(20年度取引馬)、ファンタジーS(G3)を優勝したカルチャーデイ(2022年度取引馬)などが輩出されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月17日(火)1日目 雨→曇→快晴
早朝からの雨も上がり、展示前には晴れ間ものぞき始め、天候の回復も手伝って朝から多くの購買者が見られ初日から中々の出足でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日の最高落札価格は、昨年の初日に並ぶ\27,500,000(税込)で、(有)グランド牧場生産の上場No.5 ミスターメロディ産駒 アンジェリーブル2023を小松 芳子氏が落札、売却率は79.06%と、昨年を10%以上も上回る結果となり、サマーセールの好況を持続する形で、セール初日から上々の滑り出しとなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【1日目成績】
上場頭数:191頭 (牡82頭、牝109頭)
売却頭数:151頭 (牡74頭、牝77頭)
売却率:79.06%
取引平均価格:5,349,934円
売却総額:807,840,000円
最高落札価格:27,500,000円(何れも税込)

 

9月18日(水)2日目 快晴→晴れ→曇り
この日は朝から快晴で気持ちの良い気候となり、昼過ぎには汗ばむ程の陽気になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2日目の最高落札価格は、近親にファルコンS(G3)2着などJRA4勝のレオンビスティーがいる(株)Blooming Farm生産のモーニン産駒 上場No.283 スパイスシャワー2023を社台ファームが\23,100,000(税込)で落札されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝の内こそ初日に比べのんびりとした客足でしたが、セリ開始頃には購買者の賑わいも昨日並みとなり、売却率は85.8%と、昨日と昨年をも超える好結果で終えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【2日目成績】
上場頭数:176頭 (牡67頭、牝109頭)
売却頭数:151頭 (牡57頭、牝94頭)
売却率:85.8%
取引平均価格:4,876,424円
売却総額:736,340,000円
最高落札価格:23,100,000円
(税込)

 

9月19日(木)3日目 快晴
最終日の朝も好天に恵まれ、展示開始から多くの購買者の姿が見られました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最終日の最高落札価格は、(有)宮内牧場生産のシニスターミニスター産駒 上場No.499 ピエノフィオレ2023で\22,000,000(税込)にて定蛇 邦宏氏が落札され、3日間連続で最高価格が2000万円を超える結果となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最終日は、売却率、最高落札価格、取引平均額共に昨年とほぼ同等の取引結果となり、セール3日間を通しては、取引平均額こそ昨年をやや下回ったものの、売却率は約5%アップ、最高価格と中間価格は同額と中々の好結果にて幕を下ろしました。

 

 

【3日目成績】
上場頭数:167頭 (牡82頭、牝85頭)
売却頭数:127頭 (牡66頭、牝61頭)
売却率:76.05%
取引平均価格:5,598,740円
売却総額:711,040,000円
最高落札価格:22,000,000円
(税込)

 


 

 

 

 

 

 

 

 
【セプテンバーセール3日間総合成績】
上場頭数:534頭 (牡231頭、牝303頭)
売却頭数:429頭 (牡197頭、牝232頭)
売却率:80.34%
平均価格:5,256,923円
売却総額:2,255,220,000円
最高落札価格:27,500,000円 
上場No.5 アンジェリーブル2023(牡・父ミスターメロディ)(有)グランド牧場生産 

(税込)

オンライン購買登録者数  79人  
        応札数  271ビッド
        落札数  18頭

2024年セプテンバーセールは、市場開催以来で初めてとなる80%を超える過去最高の売却率となり、
全体を通してもほぼ昨年同等となる盛況な結果で終えました。

オンラインビットも活発に応札があり
古川市場長は、
 「定着してきたということもありますし、セリ場に来れなくても参加出来るということが浸透していけば、海外からの購買書の参加も見込めるのではないかと思っています。購買登録の問い合わせは南アフリカなどからもあったが、輸送などの問題もあり韓国など近い国の購買者が買いに来て頂けているのかなと思います。」

とコメントされました。

次回、オータムセールは10月15日(火)、16日(水)の2日間で開催を予定されています。
詳しくは主催者ホームページをご確認下さい。
HBAセプテンバーセール2024 開催概要