ノーザンファーム繫殖牝馬セールが開催されました
2021年10月31日
ノーザンファーム繁殖牝馬セール2021が10月26日(火)、苫小牧市のノーザンホースパークにて行われました。
このセールは2019年に新設され、今年で3回目の開催となりました。
10時15分から展示がスタート。
残念ながら天気に恵まれない一日となりましたが、過去最高となる上場馬70頭がお披露目されました。
展示が開始した直後から雨足が強くなり、土砂降りといえるほどの悪天候になりましたが、
購買者たちはせり前に展示された馬たちを熱心にチェック。
購買者たちの熱視線が注がれる上場馬たちの体からは蒸気が立ち上がっていました。
用意されていたカッパを着用することなく、傘もささずに見入っている購買者も多くいて、
その熱心さが非常に印象に残りました。
時折、雨足が弱まりましたが、せり終了後も雨は強く降り続きました。
最高価格馬は上場番号51番のエトワール(2016年生、17戦2勝、未供用、父ハービンジャー、母ファシネイション)。
近親に皐月賞馬ヴィクトリーなどがいる良血馬で、シンボリ牧場に4000万円で落札されました。
ノーザンファームの吉田俊介副代表は
「一番高い馬の値段は(前年より)下がったのですが、平均して売れたと思います。
いいと思った馬はたくさん競っていただいて、高額になったと感じました。
受胎種牡馬に関してもリーディング上位の馬ですとか、
デビュー前の新種牡馬の馬が入っている馬がたくさん売れましたので、それらに人気が集まったと思います」
とセールを振り返りました。
上場頭数:70頭(前年64頭)
売却頭数:64頭(前年62頭)
売却率:91.4%(前年96.9%)
平均価格:10,750,000円(前年11,193,548円)
売却総額:688,000,000円(前年694,000,000円)
(税抜き)
この翌日には静内北海道市場にて「ジェイエス繁殖馬セール」が開催されました。
そちらの模様もご報告いたします。
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