セレクションセールが開催されました
2021年08月01日
日高の夏のセリ開幕を告げるセレクションセールが猛暑のなか、7月27日に静内神森にある北海道市場にて行われました。
昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から8月の下旬にサマーセールの直前開催となりましたが、今年は通常通りのスケジュール。
前日展示から好天に恵まれ、たくさんの来場者が汗をぬぐいながら熱心に見入っていました。その真剣な表情は本セールの盛況を予感させるものでした。
感染拡大が危惧されるコロナ禍ではありましたが、昨年と同様に入場者数の制限を行い、マスク着用、入り口では手指の消毒、検温を実施。
歓談できるスペースにはパーテーションを設けるなど、徹底した対策が行われました。
上場馬は、昨年を11頭上回る234頭。
セール当日の天候と同じように序盤から熱い競り合いが繰り広げられました。
特に目立ったのは、
昨年の牝馬3冠馬デアリングタクトや今年の皐月賞馬エフフォーリアと2年連続でクラシックホースを送り出したエピファネイア産駒。
落札額トップ5のうち1、2、4番目タイとなる3頭が同産駒でした。
今回のセレクションセールの最高価格は
No.154スリーアロー2020(牡)で6000万円。
3000万円のファーストコールがかかると、3200万円、4000万円、4500万円、5000万円、5500万円と途中からは500万円刻みで上がり、
最後は嶋田賢氏の6000万円の声にハンマーが落ちました。
2番目はNo.130スマッシュ2020(牡)で、5400万円。
井山登氏が、前月にユニコーンSを勝ったスマッシャーの半弟を落札しました。
今年が初年度ですでに活躍しているドレフォン、シルバーステート産駒も好調でした。
No.50スズカエルマンボ2020(牡・父ドレフォン)は4200万円で猪熊広次氏が落札。
新型コロナウイルスの影響で昨年のオータムセールから導入準備がされてきたオンラインビッド。
「ピンポーン」とオンラインによる入札を知らせる電子音が度々会場内に響き、最終的に8頭がオンラインで落札されました。
終始、活発だった本セールは午後6時過ぎまで続き、 売却総額・売却率・平均価格全てでレコードを更新しました。
セリ終了の頃には暑さがやわらぎ過ごしやすくなりましたが、熱い競り合いの余韻を残したまま終幕しました。
セレクションセール2021成績
購買登録者数 886名 (うち、オンラインビット登録者数は48名)
上場頭数 234頭 (牡167頭、牝67頭)
売却頭数 202頭 (牡144頭、牝58頭)
売却総額 4,015,770,000 円 (牡 3,054,150,000 円、牝 961,620,000 円)
売却率 86.32% (牡 86,22%、牝 86.56 %)
取引平均額 19,880,050 円 (牡 21,209,375 円、牝 16,579,655 円)
(税込)
来月は同市場で 23 日(月)から 27 日(金)まで 5 日間の予定でサマーセールが開催されます。
主催者サイト https://www.hba.or.jp/ より
新型コロナウイルス感染症の感染予防対策を講じて「通常開催」いたします。
※やむを得ずご来場できない場合に限り、WEBサイトを利用したオンラインビッドシステムによる購買参加が可能となります。
※購買者登録は事前登録のみ。
購買を希望される方は、「購買参加誓約書」を2021年8月8日までにご提出ください。
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