ジェイエス秋季繁殖馬セールが開催されました
2020年11月01日
前日のノーザンファーム繁殖牝馬セールに続き、10月28日(水)には静内北海道市場でジェイエス秋季繁殖馬セールが開催されました。
静内にある競走馬の総合商社、株式会社ジェイエスが主催する繁殖牝馬のセールで
生産牧場の「血の入れ替え」には欠かせないせりとなっています。
牝馬三冠馬デアリングタクトの母デアリングバードや、中山グランドジャンプなどの勝馬オジュウチョウサンの母シャドウシルエットが
このジェイエス繁殖牝馬セールで取引された馬であったことは記憶に新しく、
まさしく日高の馬の「宝探し」と謳われるようになってきました。
よく晴れた空の元、上場馬215頭を購買者がみて周り、思い思いに馬体をチェックしていました。
この日の最高落札馬は
上場番号18番 マルルー(2015年生・5戦入着・ジャスタウェイ受胎・父キングカメハメハ 母スティンガー)
33,000,000円で(株)サンデーヒルズが落札しました。
上場頭数:215頭(前年218頭)
売却頭数:140頭(前年141頭)
売却率:65.12%(前年64.68%)
平均価格:3,863,929円(前年4,646,241円円)
売却総額:540,950,000円(前年655,120,000円)
(税抜)
(株)ジェイエス代表取締役の服部健太郎氏はセールの後のインタビューで
「色んな方のご協力で無事に開催できたことにほっとしている。購買登録者の中には生産者だけでなく馬主の登録も見られた点についてはーーーどの人にもチャンスがあり、競走生活を終えた牝馬にも価値があることを伝え続けてきた成果が少しづつ出てきたのではないか。今後も上場馬の質を高めていきたい。」
と話しました。
(株)ジェイエスは翌1月にも冬季繁殖牝馬セールを予定しています。
このセールでサラブレッド市場は本年最後になりました。
2020年は新型コロナウィルスによって関係者は開催自体に大変頭を悩ませ、振り回された一年でした。
来年は、世界中が安心して過ごせる一年となることを切に願います。
2020年のセリが全て終了した北海道市場(静内神森)
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