馬産地トピックス~静内二十間道路桜並木~
2019年05月04日
積雪が少なく野草の多い日高地方。
明治初期に宮中御料馬、 また軍馬の生産改良に最適の地とし栄えたのが今日までサラブレッ ド生産日本一の地として続く所以です。
宮内庁所管の新冠御料牧場を視察する皇族方の行啓道路として造設 され、幅二十間(36m) 直線7kmのこの道はいつの日か二十間道路と呼ばれるようになり ました。
現在の二十軒道路の様子(5月2日)
毎年5月初めに開催されるしずない桜まつり。
今年も5月1日から6日まで開催され、 既に多くの観光客で賑わっています。
また、 この時期馬産地では出産シーズンにてたくさんの仔馬たちが誕生し ています。
二十間道路付近は多くの種牡馬が暮らしている場所でもあり、 祭りの賑わいの最中にも種付けのために馬運車が多く行き交うのも 、日高ならではの光景ではないでしょうか。
牧場の馬達は、いつもと違う人や、車の数に戸惑いながらも、 やっと緑に色づき始めた放牧地の草をのんびりと食んでいます。
ピンクの桜と牧場の緑、サラブレッドの美しさが一層際立つ季節、 史上最長の10連休のお出かけ先にいかがでしょうか?